転職理由を夜勤がつらいことと回答する看護師の転職先

看護師 転職 夜勤

看護師の方が転職を考えたときの理由のひとつに夜勤がつらいという回答があります。割合でいくと全国の看護師約2万人中22.4%もの人が夜勤がつらいと回答しています。(厚生労働省 2011年看護職員就業状況等実態調査結果より)

夜勤がつらいから転職したいという看護師の方が資格を生かしながら働ける仕事を紹介いたします。

看護師の勤務体系

看護師には、2交替制と3交替制があります。

2交替制

2交替制は日勤・夜勤で日勤が8:30~17:30、夜勤が16:30~9:00と夜勤の労働時間は15時間以上と拘束時間が長くなります。

夜勤の看護師には、最低でも2時間の仮眠時間を取得するように義務付けられていますが、夜間の急患や入院患者の急変などから仮眠どころか休憩を取る時間がない日もあります。

3交替制

3交替制とは、日勤、準夜勤、深夜勤です。時間配分は、各病院によりますが例を挙げます。

  • 日勤:8:30~17:30
  • 準夜勤:16:30~0:30
  • 深夜勤:0:30~9:00

規定の労働時間は8時間ではありますが、8時間で終わればラッキーと言えるほど、出勤日には、残業をします。残業代が加算される病院勤務であればいいですが、サービス残業になってしまう病院もあります。

3交替制の勤務体系は、日勤の翌日に深夜勤務に入る日もあることです。日勤の帰宅後、入浴、仮眠を取得してすぐ出勤しなければいけないこともあります。

夜勤がない看護師の仕事

中には、看護師の仕事は好きで辞めたくないけど夜勤だけなくしたいという方もいらっしゃると思います。夜勤の勤務がなく、土日祝日が休める働き方ができる看護師として活躍できる働き方をご存知でしょうか?

  • 産業看護師
  • 訪問看護師
  • 保健師

産業看護師

産業看護師とは、病院勤務ではなく企業に勤務する看護師のことです。勤務先としては、考えられるの働き方は以下の通りです。

一般企業の医務室や健康管理室、診療所

一般企業に勤務する産業看護師の主な仕事は、緊急を要する場合の応急処置や健康診断の実施、健康診断後の結果による保健指導などです。

また2015年12月より厚生労働省が一般企業の社員向けに労災のストレスチェック制度を導入したことによって、社員のメンタルヘルスチェックをすることが義務付けられていることでストレスを抱えている社員の改善を促します。

治験関連企業での治験コーディネーター・臨床開発モニター

製薬会社が新薬開発後、販売前にする検査のことを治験と言いますが、製薬会社と病院間がトラブルなくスムーズに進むように受託臨床試験実施機関(以下、CRO)や治験施設支援機関(以下、SMO)に依頼し、新薬投与する患者さんのサポートをします。

製薬会社から依頼を受けたCROに勤務する臨床開発モニター(以下、CRA)が治験の計画を立て各病院へ治験依頼をします。CRAは、製薬会社とのコミュニケーションが密になるため薬剤師資格所持していると役に立ちます。CRAは、看護師資格を所持している必要はありません。

病院から依頼を受けた治験コーディネーター(以下、CRC)は医師や看護師、患者さんと共に治験の実施を行います。CRCは、病院の内情を知っている看護師が活躍する場としてはおすすめの場所です。

医療機器メーカーのクリニカルコーディネーター

クリニカルコーディネーターとは、医療機器や製薬会社などに就職し、営業担当と一緒に病院へ製品の紹介、商品説明などを行なう仕事です。最近は、外資系の医療機器メーカーの参入により求人数は増加しています。健康相談をしているコールセンター 健康相談を電話で行っている企業での勤務になります。

最近は、メディカルコミュニケーターという名称もつき、人気もでてきて求人も増えてきています。メディカルコミュニケーターへ転職を考える方は、応募資格に5年以上の臨床経験を求められることが多いので、意識しながら看護師として勤務するといいです。

勤務先によっては24時間体制でコールセンターをしている企業もあるため夜勤のある企業もあります。

訪問看護師

訪問看護師とは、療養中の患者さんの自宅に伺ってお世話や診療をする看護師のことです。勤務先としては、訪問看護ステーションをしている医療機関です。これから迎える2025年問題でもある後期高齢者の増加に伴い、求人が増加しています。

保健師

看護師の資格が必ず必要な保健師。医療系の仕事の中でも人気のある職業です。保健師になるためには、看護師の資格所持、保健師養成学校等で1年以上勉学に励み保健師国家試験の受験資格を入手し、保健師国家資格を所持することが必要です。保健師指定養成校の認可を受けている看護大学を卒業している方でも同様の受験資格を得ることができます。

保健師の働き方は、産業看護師ととても類似しており勤務先が一般企業の医務室や健康保険組合である産業保健師であったり、専門学校や大学に設置されている保健室や私立学校、保育園などに勤務する学校保健師などもあります。病院勤務をする病院保健師という職業もあります。

中でも公務員資格を所持が絶対条件の行政保健師は、保健所や市区町村などの保健センターに常駐する保健師です。公務員試験に合格しなければならないので、転職先としては難しい場所かもしれません。

転職を考えた時に、自分の資格や経験、知識を生かして更にキャリアアップ、収入アップできる職業を選択するのも大事ですね。